マーケティング職の仕事内容
まず最初に、マーケティングとは主にどんな仕事内容なのかを話していきます。
マーケティングとは、誰に・どのような価値を・どのようにして提供していくかを考えていく仕事になります。
これだけ聞くとイメージしづらいですよね。
■市場調査
例えば、あなたがコロッケを売りたいとします。
そのために、お店を出店しようと考えると思います。
でも、やみくもに出店しても失敗してしまいます。
そのために、まずは出店するエリアの調査を行います。よく「市場調査」とも言われますね。
どんな年代の人がどのくらいその地域にいて、どんなものを買う傾向にあるのか。
まずはしっかりと販売するためのデータを集めるところから始めます。
しっかりとターゲットを絞っていくことが「誰に」という部分になってきます。
■企画
マーケティングにおける「企画」とは、調査や分析に導き出された市場のニーズやトレンド・戦略などを決め、
どのようにしたら商品が売れるのかを考えることです。
また、自社の営業と一緒にクライアントと商談することもあります。
■広告宣伝活動
次に「広告宣伝活動」です。
自分がどんなに良いものを作ったとしても、知ってもらえなければ買ってもらうことはできません。
そのため、認知してもらうために広告宣伝を行っていきます。
皆さんが良く知っているテレビCMもこちらに該当します。
一般的には発信力や影響力がある会社に広告費用をかけて広告宣伝活動を行っていますが、
最近だと、SNSを用いて自社で宣伝活動を行っているケースも増えています。
広告宣伝活動は様々な手法がありますので、商品や広告費に合わせた活動が望ましいですね。
■効果検証
そして大切なのが、活動の結果を分析する「効果検証」になります。
ゴールラインである売上に広告活動が結びついていたのか、どれくらいの効果があったのかをデータを元に分析をしていきます。
広告に書けた広告費から、その活動によって得られた売上を算出し、費用対効果はどれくらいだったのかを分析します。
■マーケティングの大変さ
このように、マーケティングにはいくつもの種類があり、それらをうまく連動させることによって
マーケティング業務が成り立っていきます。
意外といけそうと思った方もいるかもしれませんが、仮説を立てて予測し、実行、分析を常に行っていかなければなりません。
そして常に数字と隣り合わせの仕事で、数字に対して抵抗を持ってしまうとかなりきつくなってしまうと思います。
また、会社の大金を広告費として仕事をしていくため、非常に責任度合いが高い仕事になります。
自分の行動次第で会社の売り上げを大きく左右します。
そして、専門的な知識が非常に多い仕事でもあります。
広告に関する専門用語から、WEBマーケティングの知識、市場動向、交渉スキルなど
必要とされるスキルは非常に多くあります。
また、WEBマーケターとなると、WEBデザインの知識からITエンジニアのようにプログラミングまで
非常に高度な知識を必要とされる場面も多くなってきます。
そのため、学習意欲や常に学んでいくという覚悟感も必要な職種です。
未経験から挑戦するとなると、非常に覚えることも多いので、
ここで自分に向いているか向いていないかを判断するターニングポイントにもなりそうですね。
未経験からマーケティング職に就くためには？
未経験からマーケティング職に就くためには何が必要か。
何もアピールできる武器やポイントが無ければまず難しいでしょう。
どんな武器やアピールポイントがあるか例を挙げていきます。
■企画力
上記にも述べたように、まずは企画力が挙げられます。
自社の社員やクライアント、多くの人と打ち合わせを行いながら進めていくため、
自分で考えて企画をするというスキルはなくてはならないでしょう。
■プレゼン力
一見、これって営業さんがやる領域では？と思う方もいるかもしれませんが、
実はマーケターも商談に入り、プレゼンを行っていきます。
プレゼンは相手の購買意欲をいかに上げるかが重要であり、
どんなに良い商品でもプレゼン力が低ければ選んでもらうことは難しくなります。
営業職や販売職を経験されている方は、今までの経験を活かしやすい部分かもしれません。
■SNSの運用
これは今時といってもいいかもしれませんが、例えば、
instagram、Twitter、TikTok、YouTubeなどが挙げられます。
自分のアカウントでもいいので、フォロワーが何千、何万います。であったり、
PV数が何万されたことあります。など非常に影響力があるという実績をアピールすることも強みに繋がってきます。
年収
これだけ人気な職種となっているマーケティング職は大体どれくらいの年収なのか。
日本の平均年収の430万と比較して解説していきます。
マーケティング職の年収
マーケティング職の平均年収は約500万ほどといわれています。
20代であれば400万ほど、30代は400万、40代になると700万ほどになってきます。
役職が付くと1000万になることもあるようです。
最近だとフリーランスとして活躍するマーケターも増えてきているようです。
日本の平均年収以上は年収としてもらえそうですね。
もちろん、努める企業によって年収は変わってきますので、あくまで一例として参考にしてください。
また、自分のスキルによっても変動しますので、未経験でもし働く場合は300万前後になる可能性が高くなります。
マーケティング職への転職を成功させるために
■資格や経験
もし資格など持っていない場合には、マーケティングに活かせたり親和性のある経験を見つけましょう。
なぜつながると思ったのか、どういう風に活かせてどのような力が発揮できると考えているのか、
そこまでロジックを組み立てて考えられれば自分のセールスポイントになってきます。
また、Googleのデジタルワークショップで「デジタルマーケティングの基礎」という資格を学ぶことが出来ます。
履歴書にも書ける資格で、認定証も発行されますので、意欲面を伝えるうえでも受けておいて損はない資格です。
■最後に
マーケティングは非常に人気な職種で、正直、未経験から職に就くのはかなり難しいです。
企業としてもマーケティング専門の部署の人数は数人しかいません。
そのため、マーケティングに近い経験を行っていた経験があると未経験からでも転職の可能性が上がってきます。
例えば、営業職や管理職を経験していた職歴があると、
数字に強い、販売する市場の分析ができる、分析をした経験がある
と判断されやすくなるため、転職活動の武器になってきます。
いきなりマーケティング職に転職するのは難しくても、
営業職でスキルを身につけてから再度転職するという方法もあります。
是非一度、エージェントにご相談してみてはいかがでしょうか？
